宗祖と二祖

定光寺の本堂正面はこんなしつらえになっています。

真ん中のお三方は、来歴にもある弥陀三尊です。

ではその両脇にあられるお坊さんは誰なのでしょうか?

実は、このお二人は時宗という宗派にとって、とても大切な方なんですね。

まず向かって左側が一遍上人。時宗を開かれた宗祖であらせられます。国宝にもなっている一遍上人絵伝では色黒に描かれていますが、この御像では普通の肌となっていますね。
しかしその厳しい表情をされたお顔はしっかりと表現され、勢至菩薩の化身と言われた峻厳さを感じ取れるようです。

そしてこちらは真教上人。一遍上人亡き後、時宗を発展させたお方です。
写真ではわかりにくいのですが、顔の半分が少しゆがんでいるのはご病気のためだったのではと言われていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
一遍上人と比べても柔らかい表情から伺えるように、その優しい人柄から観音菩薩の化身だったとも言われていました。

そんなお二人の逸話から、御本尊との並びはこのようになっています。
観音菩薩のお隣に真教上人、勢至菩薩のお隣に一遍上人です。
本堂においでになりましたら、是非近くからこのお二方のお顔をご覧下さい。