千手観音

 平成二十二年、本堂向かって左奥に位牌堂が建立されました。そちらにいらっしゃるのは、これまた観音様。その名も千手観音様です。
 まず何よりも目を引くのはその手でしょう。背中から沢山の腕が伸びていますね。千本あるという腕ははあらゆる人を余さず救う慈悲の表れとされています。また、日本では千手観音の名前で知られていますが、より正確には千手千眼観音と呼ばれ、五十二の顔と千の眼を持っているとされています。この沢山の眼も、救いを求める人を見逃さないという慈悲の力の表れなんですね。
 この観音様も含め大抵の千手観音像は四十二本の腕で「千手」を表現し、それぞれに道具を持っていますが、中には本当に千本の腕を持った像もあるんですよ。奈良の唐招提寺にある物が有名です。